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グリップに使用されるラバー素材には、天然ゴム、SBR(ラバー素材)、EPDM(合成ゴム)、サーモプラスチックなどがあり、単一ではなく、それらを様々にミックスして、ソフトなフィーリングを出す工夫がされています。コードグリップはラバーグリップの表面にコード(コットン繊維)を入れて加硫したもので、ハードなタッチを好む、または汗をかきやすいプレーヤーに向いています。最近ではその中間的なソフトコードタイプも開発されています。
・EPDM素材(合成ゴム) EPDM素材は、手にしっくりなじみ、撥水性が高く雨で濡れても乾いたタオルで水滴を拭うことで、元の感触が得られ、常に最適な状態で使用できます。ロイヤルグリップの多くはEPDMをベースに使用し、その特徴は耐オゾン性、耐高温低温性、耐磨耗性に優れています。EPDM使用のロイヤルグリップは、従来のグリップより3倍の耐久性があります。
SBR素材(ラバー) SBRは、反発弾性にに優れており、伸張力や引裂抵抗が強いラバー素材です。しかもソフトな打感をも誇ります。軟らかいグリップ感のもとで、微妙なフィーリングにもこだわりたいゴルファーに適しています。
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グリップには、コアサイズという基準があります。外径は同じですが、内径がやや小さくなります。外径が同じだというの肉厚となり、重量も約2グラムほど重くなっています。 |
表記は製造会社によって違いがありますが基本的には、内径のインチ表示です。 |
・グリップの太さは手首や腕の動きに影響します。
・太すぎる → スライス系の球筋になる傾向
・細すぎる → フック系の球筋になる傾向 ・クラブの番手によりグリップの太さが違うと球筋は安定しません。
・グリップの太さや形状は、グリップ自体、各メーカーごとに、そして種類ごとに違いがあります。また、両面テープの巻き方、シャフトの太さ 形状の影響を受けます。
・グリップは、グリップエンドからヘッドの方向にかけて細くなっています。(テーパー)
・ボディーターンでのスイングには、テーパー度が緩やかなものが適しています。(左手の動きに対して右手の動きが抑えられ、引っ掛けを防止) ・リストターンでのスイングにはテーパー度がきついものが適しています。(右手が動きやすくなりスライスしにくい。)
・グリップ本来の形状だけでなく、両面テープの巻き方によってもテーパ ー度の変更が可能。
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グリップの挿入口をご確認下さい。挿入口の内側にも同様に、サイズが明示してあります。 |
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・ロイヤルグリップの「R」は「Reminder」の頭文字で、バックラインのことです。
・プライドのRは、「Round」の頭文字で、バックライン無しのことです。
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●グリップが手垢やホコリで汚れたら、性能は低下します。タオルでよく拭き取って下さい。 ●特に汚れがひどい場合には、中性洗剤で汚れを落として、日陰で良く乾かしてからご使用下さい。 ●車のトランクなど、高温多湿となる場所での長時間保管は、機能劣化の原因となりますので避けて下さい。
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・グリップには、ラウンド型とバックライン入の2種類があります。
・ラウンド型→丸型で、握り方に制約がないためショットを打ち分けるのに便利。
・バックライン入り→グリップ内側につけられた背張り。インパクト時の緩みを防止。
・バックライン入りの場合、バックラインの位置をどこに装着するかによって球筋が変ります。 |
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・グリップの重量は、50g前後が一般的です。
・同一種類の場合、600口径より580口径の方が重い。 ・重くする→弾道は右に出やすくなる。引っ掛け球を防止。クラブの総重量が増え、ゆったりスイングできる。 ・軽くする→ヘッドが重く感じられ、ヘッドがかえりやすくなる。 ・グリップがスイングウェイトに影響を及ぼすのは約4gです。
一般的に4g軽くなればスイング ウェイトは1ポイント重くなり、その分ヘッドが利きます。
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・フィーリングとシャフトのしなりに影響します。 ・柔らかいタッチで余分な力が入らない、ご自分に合った感覚が重要で す。
・コード入りは一般的には硬めです。コードの手に掛かる感触が多少の雨、汗に対して滑らない安心感があります。
・柔らかい→シャフトのしなりを感じ易い。
・硬い→シャフトのしなりを抑える。
・古くて硬化したグリップは滑る原因です。早めの交換が必要です。 |